9月2日(月)
今日は一日アルバイト。
行きの電車で昨日から読み進めていたアーサー・ミラー『転落の後に』を読む。
途中から作品の雰囲気がガラッと変わり、ミラーの表現方法の幅の広さを感じる。
マッカーシズムを始めとする大きい事件と、女性関係に右往左往する主人公の小ささが綺麗な対比になっており、印象派的な表現とは言われる作品であるが、読みにくさは感じない。
自伝的劇作の作品ということで、ミラーの為人を少なくとも知ることができた気がする。
夜はこまばアゴラ劇場にて、青年団リンクやしゃご『アリはフリスクを食べない』を観劇。
障がい者を主人公にした、なかなか踏み込んだ作品。
かなり考えさせられる部分が多かったが、笑いのポイントも多く楽しんで観れた。
笑いのポイントといっても、障がい者のことを笑っているのではないか、というフィルターが入り、そこも考えさせられる。
「障がい者と性」についても触れられ、とても興味深いテーマであった。
演出もよく、リズミカルに展開していくため見やすい。
とてもいい観劇体験だった。
その後、映画『マンマミーア!ヒア・ウィー・ゴー・アゲイン』を半分みる。