9月10日(火)

陸の孤島、成田空港にて映画『カサブランカ』を鑑賞。かなり良かったが、スマホで見るものではない。音楽の使い方、画質がもはや古典映画ではない。

 

その後無事に、札幌へ帰る。

 

18時から札幌文化芸術劇場hitaruにて『Les Misérables』を観劇。

4階席、下手端最前列の観劇で、見切れがかなりあったが、やはりここまでの作品はない。本当に素晴らしい。

2年前に帝国劇場で見たときよりも、人間の矛盾みたいなものが見えた。

最後のシーンで、死んだ人たちが、マリウスとコゼットというこれからの希望を後ろから見守っているシーンは今までは「循環する生命」的なものを感じていたが、あそこで見守っていた中にジャベールが入ってなかったことが気になった。

民衆の歌リバイバル「鎖は取れて、皆結ばれる」に象徴されるように、現世でミゼラブルな人々を描ききった後に、後世でその惨めさが打ち切られユートピアになる、みたいな感じを受け取った。ただジャベールも混ぜてあげてほしい・・・

 

とにかくよかった。その一方で、カーテンコールの感じや、ではけの様子がだらだらしていて旅行感が出ていたのは否めない笑

とにかくいい作品だった。