9月11日(水)

今日は午前中、実家で映画『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』を見る。

 

コメディ映画でコメディリリーフ安田顕の演技が光るところが多かったが、私にはあまり合わない映画だった。

 

夜は札幌で『Les Misérables』二日目。

今日は札幌出身の唯月ふうかの初日ということで、カーテンコールでは吉原光夫に抱っこされている光景も微笑ましかった。

 

吉原光夫は流石の高音で、プロローグ「逃げたー」や裁判の場「24653〜」の最後の音を聞いていて、恍惚として聴き入る。

In My Lifeでバルジャンが「この世にはあるのだ。言わず、聞かない言葉が」という歌詞が良かった。更生したバルジャンは嘘をつくことは必ずなかったが、「隠す」ということでコゼット含め周りを守ってきた。それを表現する歌詞だと感じる。

 

濱田めぐみのファンティーヌはやはりかなり素晴らしい。

I dreamed I dreamは何と言っても聴きどころだが、濱田めぐみにとっては大満足の歌ではなさそう。(もちろんとても素晴らしいのだが)

 

上原理生ジャベールは声と歌があっていなかったが、彼なりのジャベールの創造に徹して頑張っていたと思う。

 

斎藤司のテナルディエはかなり忠実に演じられていて意外だった。

カーテンコールで「斎藤さんだぞ」のポーズはしていたが。

 

プログラムを改めて読み、生田絵梨花が3人のバルジャンにインタビューするという記事が素晴らしかった。

英語歌詞や原作を皆忠実に読んだ上で、それを日本語版のミュージカルではどのように表現するのかということを語っており、必読の記事。